岡本太郎の本を読んで

彼はどうやら自分を突き抜けさせることが孤独になりそれが強さだと勘違いしているらしい。

本当に突き抜けているならわざわざそれを発言する必要がないし、そんなことを言うなんて女々しくすら感じる。ただ突き抜けて仕舞えば誰にも理解されない領域があることには同意する。突き抜けて突き抜けて突き抜けた先に、何かがあってそこでは全ての人が私を理解しようとするのに、共感されないような場所がある。

そこは、恐ろしく静かで自分の息しか聞こえない。そんな場所がある。

常にそこにいたくても、すぐに誰かの吐息がかかる。それほどこの世界は混沌としている。1人になれない。私はもっと四方八方に尖りただ1人にならなければならないかもしれない。